共創横浜 vol.8
横浜市こども青少年局こども家庭課
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総合学園ヒューマンアカデミー横浜校
横浜市では企業、NPO、自治会町内会など皆さまとの対話を重ね、新たな価値を創り出す「共創」の取り組みを行っています。
平成22年まで32,000人を上回っていた横浜市の出生数は、平成25年には30,181人と大きく減少している。横浜市では少子化対策の一つとして、妊娠や出産に関する正しい知識の啓発冊子『妊娠・出産My Book』を発行した。
「多様な生き方が尊重され、結婚や子どもを持つことも自由に選択できる時代です。ただ、妊娠や出産には適齢期があります。若いうちから正しい知識を持ち、望んだ時に実現できるように妊娠や出産と向き合ってほしい。男女の体と心を理解し大切にして、自分らしい生き方を実現してほしい。そんな願いからこの冊子が生まれました」と近藤課長。
冊子の制作にあたっては、横浜市がテーマを提示し、提案等を募集する「テーマ型フロント」を活用。主な配布対象となる若い世代に親しみやすい冊子にするため、マンガによる表現を検討。また、同世代の視点を盛り込めるよう学生によるマンガ制作ができればと考え、協力者を公募した。その結果、学生の制作発表の場としたいヒューマンアカデミー横浜校から提案があり、連携が決まった。
また、制作にあたり、不妊経験者による学生向けの事前講義も開催。リアルな体験談を通じ妊娠・出産に関する正しい知識を学び、生徒が自ら考え、描いてもらうことに繋げた。
冊子は、教育機関へ配布し、授業の副教材として利用するほか、今後、講師の派遣を行って体験談を交えるなど、様々な方法での冊子活用を予定している。
TEL.045(671)4397共創推進課
www.city.yokohama.lg.jp/seisaku/kyoso/
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