共創横浜 vol.17
横浜市中央図書館
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富士ゼロックス株式会社
横浜市では企業、NPO、自治会町内会など皆さまとの対話を重ね、新たな価値を創り出す「共創」の取り組みを行っています。
貴重な所蔵作品を活かしたカレンダー
幕末から明治時代にかけて、横浜開港当時の風景を描いた「錦絵」が、横浜市中央図書館に所蔵されているのをご存じだろうか?錦絵とは江戸時代に確立した浮世絵版画。微妙な色調はまさに錦織物のような美しさを誇っていたという。
その貴重な「錦絵」を活かしたカレンダーがひそかに人気を呼んでいる。制作するのは富士ゼロックス(株)。毎年、顧客向けの壁掛けカレンダーを制作するなかで、共創フロントを通し、「錦絵」にたどり着いた。図書館の職員が約600点所蔵する作品の中から30点ほどをピックアップし、その中から数点を選んでカレンダーにしている。印刷技術を紹介できる画像を探していた同社と、後世に残したい貴重な資料を所蔵する横浜市中央図書館との協働の産物。専用アプリをダウンロードし、画像を撮影すると、年代や作者などの解説も見られる仕組みだ。
市内の図書館に掛けていたところ、販売してほしいとの声が続出、2014年から卓上サイズのカレンダーの販売を開始した。2016年はA3サイズのカレンダーを販売予定だという。
横浜市中央図書館では、毎月テーマを変えて、所蔵する貴重資料の展示を行っている。1月13日からは幕末から明治の写真の企画展示を行い、横浜の魅力を伝える。
◆企画展示「明治・横浜・彩色寫眞展」
図書館が所蔵する横浜の風景を写した明治期の写真を展示します。
1月13日(水)~2月14日(日) ※期間中休館日はありません
横浜市中央図書館1階展示スペース
協力:富士ゼロックス株式会社
TEL.045-262-7336 横浜市中央図書館調査資料課
www.city.yokohama.lg.jp/seisaku/kyoso/