「まちづくりコンテストをご存じですか？」
　「住んでいるまちに住民同士が交流できるスペースがあったらいいな」、「公園に子どもの遊び場がほしいな」、「まちづくりに興味があるけどどうしていいかわからない」、そういった市民の思いに応える取組を横浜市が行っています。本コラムでは、「ヨコハマ市民まち普請事業」のまちづくりコンテストを通じて実現した地域の皆さんの「夢」をシリーズで紹介しています。

自治会発のコミュニティーサロン 「ほっこり」（金沢区）
　　高齢化が進み、地域での見守りが必要と考えていた湘南八景自治会では、安否確認に加えて簡単な家事支援ができるボランティアグループ「お助けマン」の活動を行っていました。活動の拡大に伴って、「地域の人が集える拠点をつくりたい」と思い、「ヨコハマ市民まち普請事業」のコンテストに応募、見事助成対象に選ばれました。拠点整備後、訪れる人に食事を出せるように料理ができるボランティアを募集すると、学校給食の調理経験がある人が手を挙げてくれるなど、地域住民の特技を活かした活躍の場にもなっています。
　今では美味しいランチや企業と連携して開催する物産販売イベントなどを楽しみに多くの人が『ほっこり』に集い、交流する地域の大切な拠点として、市民自らの手で運営されています。