“横浜は、私が守る。”
　横浜市消防局の女性職員の割合は3%弱と、警察や自衛隊などと比べて低い。多くの女性に、消防に興味を持ってもらおうと、昨年度からプロジェクトチームをつくって取り組んだ。まずは「消防女子」というキャッチフレーズを考え、他で使ってないかネットで検索すると…「消防女子!!」（宝島社刊）という小説があるではないか。読めば、横浜を舞台に女性消防職員が活躍するミステリーだった。これは是が非でもコラボしたいと、小説の原作者・佐藤青南さんとお会いして相談をしたところ、とんとん拍子で原作を漫画化（作画/上遠野洋一・竹書房刊）したヒロインをモチーフに、コラボポスターが出来上がった。昨年の３月中旬のことだ。
　このポスターでの告知の効果もあり、初めて開いた女性限定就職セミナーは、当初の募集人数を上回り、女性の合格者数も昨年度の5人から32人と大幅に増えた。「女性ならではの視点を持つサービスが、市民に提供できるようになるだろうし、消防の施策の決定にも女性からの視点が活かせます」と、女性職員が増えることのメリットを消防局人事課の城田裕司係長は語った。

◆今年もやります！女性限定就職セミナー
　横浜市消防局の説明や消防署見学、「消防女子!!」とのディスカッションの内容を
　下記の日程で実施します。
　４月16日（土） 10時～15時30分
　緑消防署（緑区中山町93-1）※午後は、横浜市民防災センターに移動
　定員25名（先着順）
　詳しくはhttp://www.city.yokohama.lg.jp/shobo/saiyou/seminar/