地域住民のアイデアで水をたたえる地域の交流の場を整備
荒磯川の源流を復活させる
　都筑区の茅ケ崎公園は荒磯川の源流にあたり、美しい日本庭園があった場所でしたが、平成19年頃は池が土砂で埋まり、その面影はありませんでした。ここに井戸を掘ってポンプで水を汲み上げ、池を再生することで、新しい地域の交流拠点を整備する提案をしたのが「茅ケ崎公園・緑道愛護会」です。

地域の子どもたちと一緒に整備を実施
　コンテストで選考されましたが、限られた助成金を活用し、十分な整備を行うためには、とにかく自分たちで作業をしなければならず、井戸掘りやポンプ、その電源となるソーラーパネルの調達から設置までグループのメンバーで行いました。
　また、池づくりでは地域の子どもたちと一緒に粘土をこねて塗りつけ、池の底の部分を固めました。

「まち普請事業」でまちも人も元気に
　試行錯誤して取り付けたポンプを動かして水が出始めると、念願だった荒磯川の源流を復活することができました。
　この取組は整備した箇所にとどまらず、公園内の樹林や池の環境保全活動に発展しました。周辺の緑道の落ち葉かきや池のかいぼりなど、定期的に行われる活動を通じて世代を越えた住民の交流が生まれています。

●ヨコハマ市民まち普請事業～まちづくりコンテスト提案募集！～
　募集期間：4月4日（月）～6月3日（金）
　コンテストを通過した提案グループに、翌年度、上限500万円の整備助成金を交付します。
　※詳しい申し込み方法等については、横浜市都市整備局地域まちづくり課（TEL.671-2679）
　　 まで、お気軽にお問合せください。