ヨコハマ市民まち普請事業 vol.7
横浜市民
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都市整備局地域まちづくり課
地域課題の解決に役立つ施設整備の提案を市民の皆さんから募集し、公開コンテストで選考された提案に対し、整備助成金を交付します。
「まちづくりコンテストをご存じですか?」
「住民同士の交流スペースをつくりたい」、「子どもが安心して遊べる水辺をつくりたい」、「まちの課題解決に取り組みたい」。そうした市民の思いに応えるハード整備の助成を横浜市が行っています。「ヨコハマ市民まち普請事業」を通じて地域の皆さんが自ら実現した「夢」を紹介します。
●住民参加によるサイン整備で地域を活性化
「案内板やソーラー照明を整備」(港南区)
港南区上永谷の美晴台地区は碁盤の目状の名前の無い道路沿いに多くの住宅が立ち並ぶまちです。そのため、町内の家を訪ねる際に目印となるものが無く、迷いやすいという課題がありました。地域の有志で結成された「美晴台の道に愛称をつける会」は、この課題に対し、愛称入りの各種サインを自ら整備するため、コンテストに応募し、助成対象に選ばれました。
サインに使用され、まちのシンボルとなる原画は、アーティストと地域の子どもたちとのワークショップで描きました。また、個人宅のフェンスに取り付けるプライベートサインは、子どもからお年寄りまで一緒にお絵かきワークショップで製作するなど、より多くの人がこの整備に関われるよう、工夫しました。
約150箇所の電柱や個人宅との取付協議、設置も地域の防災支援隊などの協力も得て取り組みました。今では道の愛称をヒントにお菓子がもらえる家を探し出すハロウィンイベントの開催など、整備を通じて生まれた多世代のコミュニティをより発展させるべく、精力的に活動を続けています。
「横浜市主催のまちづくりコンテスト」~ヨコハマ市民まち普請事業~
横浜市では、市民の皆さんから地域の課題解決に役立つ施設(ハード)整備の提案を募集し、2段階の公開コンテストにより選考された提案に対して次年度に最高500万円の施設整備の助成金を交付する「ヨコハマ市民まち普請事業」を行っています。平成29年度の提案募集も4月上旬から開始する予定です。相談は常時受付中。詳しくは都市整備局地域まちづくり課(☎045-671-2679)までお問い合わせください。
http://www.city.yokohama.lg.jp/toshi/chiikimachi/machibushin/