ヨコハマ市民まち普請事業 vol.9
横浜市民 × 地域貢献意欲の高い企業 × 横浜市
地域課題の解決に役立つ施設整備の提案を市民の皆さんから募集し、公開コンテストで選考された提案に対し、整備助成金を交付します。
自治会館の小さな防災倉庫づくりが、大きな防災まちづくりのきっかけに
●防災倉庫を整備し、まちの防災拠点に
(神奈川区松ケ丘)
神奈川区松ケ丘は坂の多いまちで、地区の地域防災拠点は一旦坂を下りた向かいの丘の上にあります。高齢者や障がい者にとってそこまでの避難は困難なため、「自治会館をいっとき避難場所としよう」ということで町内の意見が一致しました。そこで、自治会館に防災備蓄品の収納庫を整備するため、「まち普請事業」に応募し、見事助成対象に選ばれました。
今、松ケ丘自治会館はまちの防災拠点だけでなく、子育て支援拠点、囲碁や将棋のための文化拠点など、多様な機能を持つ場所になっています。それは防災倉庫の名前を子どもたちにつけてもらったり、活動内容を自治会員に繰り返しお知らせし説明した結果、多くの人たちの声が集まり、地域の協力を得て整備を進めたからです。
また、自治会として平成25年から「総参加防災訓練」を年に一度実施しています。これは、24年度より開始した要支援者の情報収集を兼ねた防災訓練です。この取り組みにより町内の顔見知りが増え、見守り活動がはじまるなど、お互いに助け合えるような関係づくりが進み、一層まちの防災拠点としての機能が強化されました。
さらに27年度には、「松ケ丘まちづくりプラン」が横浜市の「地域まちづくりプラン」として認定を受けました。「まち普請事業」が自治会を中心とした大きな防災まちづくりに取り組むきっかけとなりました。これからの松ケ丘自治会の歩みに注目です。
ヨコハマ市民まち普請事業
~まちづくりコンテスト提案募集!~
募集期間 4月3日(月)~6月2日(金)
コンテストを通過した提案グループに、翌年度、上限500万円の整備助成金を交付します。
※詳しい申し込み方法等については、横浜市都市整備局地域まちづくり課(☎671-2679)まで、お気軽にお問合せください。。
http://www.city.yokohama.lg.jp/toshi/chiikimachi/machibushin/